リハビリについて
- リハビリを受けるにはどうしたら良いですか?
- 医師からの指示でリハビリを開始します。
- リハビリテーションはどんな事をするのですか?
- 「物理療法」と「運動療法」があります。「物理療法」は機械を用いて痛みを和らげる治療です。慢性的に痛みを感じている方は痛みの悪循環に陥っているので、一時的にでも痛みを和らげる事が有効です。できればその頻度を多くして治療すると効果が高いと考えます。「運動療法」は理学療法士というリハビリ専門のスタッフがその人に合わせて計画をたてて運動の指導やストレッチ等おこない問題を解決していきます。物理療法を組み合わせて行う場合が多いです。
- リハビリテーションにはどのくらい時間がかかりますか?
- 「物理療法」は一つの機械につき10分、「運動療法」は約20分です。組み合わせた場合はその分と機械の待ち時間がかかります。当院ではきちんとした治療を提供するために「運動療法」は予約制になっています。
- リハビリテーションはどの位の頻度で通院すればよいですか?
- ご希望により毎日通院していただいても構いません。最初のうちは頻度の多いほうが治療の効果が早く実感できるようです。「運動療法」は理学療法士とご相談ください。「物理療法」と「運動療法」を組み合わせて行っている方でも、「物理療法」は予約なしでできます。
- 他の病院で手術を受けました(または「治療を受けています」)そのリハビリを受けることはできますか?
- 診察で判断しますので、まずは受診してください。紹介状があればそれまでの経過がわかりますし手術後のリハビリ計画もわかるので、可能であれば作成してもらってください。
- リハビリテーションは痛いと聞いたのですが。
- 「物理療法」も「運動療法」も基本的には痛かったり苦しかったりという事はありませんが、病状により痛みを感じることがあります。また、個人差もある場合があります。
- 高齢ですが、大丈夫ですか?
- 当院ではご高齢の方でも無理なくできる機器を導入しております。また、その人にあった運動療法の計画をたてて実施しますのでご安心ください。
- どういう人がリハビリテーションを受けられるのですか?
- 診察を受けて必要であればリハビリを受けることができます。外傷の後など一般的な整形外科のリハビリに加え、当院では 五十肩・肩こり・腰痛・膝痛等の「原因が分からない」「年のせい」などと言われている痛みの多くが筋肉の緊張亢進が原因であるとしてリハビリで治療しています。加齢により歩行やバランス能力が低下して転びやすくなっている方(運動器不安定症)もリハビリテーションの対象になります。まずは診察時にご相談ください。
- リハビリテーションの度に医師の診察を受けなくてはいけませんか?
- 当院ではリハビリの前に待合室で医師の簡単な質問に答えていただきます。診察室でその都度別に診察をうける必要はありません。
- リハビリテーションの際、どんな服装で行けばよいですか?
- 原則として指定はありません。「物理療法」の際は患部が出しやすい服装がよいかもしれません。「運動療法」の際は動きやすい格好でお越しください。
整形外科について
- 整形外科ではどのような病気を診てくれますか?
- 基本的は痛みや腫れ、しびれなどを伴う病気や怪我に対しての診療を行います。
- すり傷や切り傷などのケガも診てくれますか?
- 問題ありません、むしろ自己判断でそのままとし悪化することがあるので受診をしてください。
- すり傷や切り傷などのケガも診てくれますか?
- 問題ありません、むしろ自己判断でそのままとし悪化することがあるので受診をしてください。
- 整形外科は整骨院(接骨院)や整体とどう違うのですか?
- 整形外科は医師で整骨院(接骨院)は柔道整復師、整体は無資格です。医師はいわゆる医者なので診断・検査・治療(注射や手術などの処置も)ができます。柔道整復師はあん摩・マッサージ・鍼灸師と同様の医療類似行為の資格です。外傷による打撲・捻挫の施術と骨折・脱臼の応急処置のみが治療範囲で「肩こり」「腰痛」などは治療が認められていません。整体やカイロプラクティックは日本では公の資格が無いため、誰でも技術があれば(無くても?)始められます。
- 整形外科はカイロプラクティックとどう違うのですか?
- 世界保健機関の定義では、「筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職である。治療法として手技による関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーションを特徴とし、特にサブラクセーションに注目している」とされている。厚生労働省の定義では、「カイロプラクティックは身体の構造(特に脊椎)と機能に注目した専門医療であり、施術法は主に脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)することにより、ゆがみの矯正、痛みの軽減、機能改善、身体の自然治癒力を高めることを目的としている」とありますが日本国内では法整備もなく治療としての根拠がない状態です。
- 膝の水を抜くとクセになりますか?
- クセになりません。水が溜まるのは膝に炎症が起きている結果で、炎症があれば抜いても抜かなくても水が溜まります。理屈の上では、水の中には炎症の原因となる物質が含まれているので抜いた方がかえってクセになりにくいという事です。
- 「肩こり」は、診てもらうのは整形外科で良いのですか?
- 肩こりはさまざまな原因がありますがまずは整形外科を受診してください。
- 肩こりには温シップの方が効くのですか?
- 変わりません。人間は恒温動物なので表面を少し温めても深く温まりません。温シップと冷シップの使い分けは「貼った感じが好みかどうか」と言えます。ただ、温シップは一般に唐辛子エキスのように刺激が強い場合が多いのでかぶれやすい場合が多いようです。シップは「経皮吸収型消炎鎮痛剤」といって「皮膚から染み込む痛み止め」です。痛み止めの種類によって効果に違いがあります。ローションやクリームなども同様です。
- 病院でX線を撮って診察を受けたら「椎間板ヘルニア」と診断されましたが本当でしょうか?
- 「坐骨神経痛」は症状を言っている場合が多いようです。おしりから足の外側といった坐骨神経のエリアにしびれや痛みがある場合「坐骨神経痛」と言われる場合が多くありますが、問題は坐骨神経が障害される原因にあります。神経の腫瘍か?椎間板ヘルニアか?神経の炎症か?など、その原因を考えないと治療できません。ただ私見ですが、「坐骨神経痛」と言われている人の多くは「筋肉の凝り」や関節炎の関連痛が原因である事が多く、神経自体の障害は少ない印象です。
- 骨粗鬆症は食べ物に気を付ければ良いですか?
- 骨粗鬆症は薬を使って治療しましょう。骨折は寝たきりになる原因の第3位です。薬を使うと骨折の予防になる事がはっきりしています。実感がわきませんが、
介護されるようにならないようにしっかり治療しましょう。
- ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンなど、膝や肩の痛みに良いと聞いたのですが、それらのサプリメントは効果がありますか?
- 現時点ではそれらのサプリメントの医学的効果を示すデータがないため効果があるとは断言できません。
- 薬や注射が嫌なのですが?
- 物理療法やリハビリテーションのみでの治療も可能です。
- 関節リウマチは治らない病気ですか?
- 普通の人と同じ生活ができるようになってきました。良く効く薬が多く発売されて早期に発見・治療開始すれば痛み無く生活できるようになってきました。
交通事故について
- 交通事故で受診する場合、整形外科と整骨院では何が違うのですか?
- 資格の点で、整形外科は「医師」、整骨院は「柔道整復師」という違いがあります。そのため整形外科では診察行為(診断、投薬、注射など)やレントゲン・超音波装置などによる検査ができます。また、後遺症が残ってしまうような場合であれば後遺症診断書を作成することができます。
- 治療費はどうなりますか?
- 示談する前でしたら患者さまの負担はございません。事故当日でも保険会社と連絡がとれていれば検査や治療、警察提出用の診断書等含め原則無料です。
- 保険会社が薦める医療機関に通わなければならないのですか?途中で変更できますか?
- 治療をうける医療機関を選ぶのは患者さまの自由です。変更も自由にできます。変更の際は保険会社に通知してください。
- 保険会社から「治療は打ち切りです。先生もそう言っています」と言われました。まだ痛みがあり、医師から終わりとは聞いていないのですが。
- 当院の場合、患者さまに無断で終了することはありません。痛みがまだあるのなら①治療継続➁後遺症として補償してもらう、という選択肢があり、勝手に打ち切られることは通常ありえません。
- 警察に出す診断書は当日にもらえますか?
- 当院では原則として即日作成していますが、後日修正が必要な場合は修正料を頂いております。
- 事故当日は症状もなかったので受診しなかったのですが、翌日首が痛くなりました。交通事故として治療できますか?
- ムチ打ちではそのような事がよくありますので、当然治療できます。保険会社にご連絡のうえ受診してください。また、当日は物損扱いでも人身事故に変更できます。警察にご相談ください。事故から長く時間が経過してしまうと因果関係を証明することが難しくなります。「違和感」程度でも事故後早期に医師の診察をうけておきましょう。
- 通院に際しての交通費は補償してもらえますか?
- 原則として実費が認められます。車での通院の場合は自宅から医療機関の距離に対して請求できます。タクシー代については必要性が認められた場合でなければ公共交通機関程度が限度となるようです。必要性とは、具体的には歩行困難であったり、付添い人がいなかったり、医療機関所在地の交通の便が悪かったりという事です。保険会社に確認しておくとよいでしょう。いずれにせよ交通事故に関連するものは全て領収書をとっておきましょう。
- 事故で仕事を休んでしまいました。その給料は補償されますか?
- 補償される場合があります。保険会社に書類をもらって会社で作成してもらいましょう。
- 通院期間はどの位ですか?
- 治るまでが治療期間です。健康保険を使った場合はリハビリ等に日数制限がありますが、自由診療の場合は特に決められていません。3カ月から6カ月経った段階で保険会社から治療の終了をすすめられることもありますが、まだ症状の改善・回復を見込める場合、当然治療を継続することができます。しかし、不幸にして症状が安定し改善・回復が期待できない状態になることもあります。その場合は相応の補償が受けられるよう後遺症診断書を作成させていただきます。このような場合にそなえてきちんと検査はうけておきましょう。なお、当院では、後遺症時期は患者さまと保険会社との話し合いで決めていただき、勝手に治療を打ち切ったり、後遺症にしたりという事はありません。
当院の診療について
- 受診には予約が必要ですか?
- 現時点では診察予約は行っておりませんが今後予約制を導入予定ですリハビリに関しては原則予約制となっております。
- 診療開始時間前に受付はできますか?
- 現時点では診療開始前の受け付けはできませんが受付簿にお名前を記載してください。
- 女性です。足などを見せるのがはずかしいのですが。
- 当院では可能な範囲でカーテンやパーテーションでプライバシーに配慮するようにしております。